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最近喫煙者の壁と言う記事に出会った。 そこでは医者であるはずの養老孟司さんが喫煙を肯定的に捉えていた。それだけならまだしも事実を歪曲(誤解?)して。 2chでは9/23の11時時点でPart10まで行く盛り上がりぶり。当然中では喫煙者と嫌煙者の激しい罵り合い。養老孟司の意見を鵜呑みにする人もいるし、議論も全体的に堂々巡りをしている印象。 これではあまりにも不毛な気がするので、エセニュースサイトをやっている立場から、自分のサイト内を振り返って、比較的最近のタバコ関連の記事などをピックアップしつつ、自称禁煙原理主義者・禁煙ファシストと呼ばれる僕のような人種(と言うか僕そのもの)が何を考えているのかを総括してみようかと思う。 まず基本的な僕のスタンスは「受動喫煙の害」を否定するJT・財務省・知識人に対する日本禁煙学会からの緊急声明と言うページとほぼ一致。 具体的に引用すると 現在までの科学的知見で、能動喫煙の有害性は確立しました。 既にここで僕は養老孟司さんに同意できないわけです。日本禁煙学界でなくとも公開質問状(pdfファイル)を送りたくなるってものです。この公開質問状にはいくつかのサイトで突っ込みがあるみたいだが、万全ではないにしろ僕はそれほどの不備は感じない。 例えばすり替えだらけの日本禁煙学会の公開質問状②に対してちょっぴり反論。 『文藝春秋』の対談の中では、喫煙の危険性の根拠について疑問が述べられているのですから、1、2、4の質問については、まず日本禁煙学会が、自らの主張(肺ガンの主な原因が喫煙である、受動喫煙に害がある)の根拠を明らかにするべきだと思うんですが…。 ちょっと調べれば喫煙が害になると言う情報はいくらでも情報は出てくると思う。上の緊急声明を読むだけでもずいぶん分かると思うし、PDQにもはっきりと書いてある。2007年世界禁煙デーのHPにあるリンク先を読んでみるのも良さそう。英語ですがこのpdfファイルなどは喫煙と受動喫煙について書いてあります。肺についての影響以外にも様々な臓器へと影響があることが書かれています。残念ながら具体的なデータは書いてませんが。もっと詳細に最新の情報を調べたいならPubMedもいいですね。cigaretteで検索すれば山ほど論文がヒットするはず。中には無料のものもあるので興味のある人は是非とも検索してみればいかがでしょう。僕がざっと見た中では喫煙の害について否定的に書かれているものは見つけられませんでした。 まあ、このように喫煙が害と捉えられているのは科学的なスタンダードと言っても過言ではないでしょう。僕は薬物依存の学会にも参加したことありましたが、タバコは害のあるものと言うことで一貫していました。つまり「これだけ害があると言う情報が蓄積してきているのに、今更ないと言う根拠は何なのか」と言うのが質問の趣旨でしょう。なので上記の突っ込み方はあまりにも的外れかなと。と言うか養老孟司さんに対しても失礼なのでは?深読みすれば僕がやったことすら出来ないって言われてるとも解釈できるし。 たばこよりも人体に悪影響を及ぼすものは沢山あるのに、なぜたばこの取り締まりばかりに力を入れるのか 逆にそれは何かと問いたいですね。社会的に問題になっている物質でタバコ以上のものは何なんだろうかと。タバコ煙の有害物質やたばこ煙の成分分析について(概要)ではタバコの有害物質がかなり詳細に書いてあるようです。一方死亡数によるリスク表現と言うページにはタバコによってどれだけの人が死んでいるか分かりやすく書いてあります。さて、タバコより人体に悪影響を与えるものとは何なんでしょうね。 ところで、このページ以外にも色々とページを見てきたが、基本的に公開質問状が否定されているのは最初の方の質問みたいだ。そして好んで使われるのは悪魔の証明と言う言葉。敢えて煽る意味で言わせてもらうと馬鹿の一つ覚えのように使っている。でも、僕にはこれは悪魔の証明には見えない。公開質問状には次のように書かれている。 1.肺ガンの主な原因が喫煙ではないという根拠をお示し頂きたいと存じます。 あくまで示すように求めているのは根拠であって証明ではない。これは小さいようで大きな違いだ。養老さんも何らかの根拠があってあのような発言をしているはず。その根拠を求めることまで悪魔の証明と言われてしまってはどうすればいいのだろうか?2chでもよく「ソースを示せ」と書かれることが多いと思う。学術雑誌では何かを書くたびにReference付きで示すものだ(NatureやScienceの論文にはかならず最後にReferenceが付いている)。教科書レベルのことならまだしも、世の中の流れと逆のことを言いたいんだったら明確な根拠を示すのが当たり前。それにたいして悪魔の証明って?馬鹿の一つ覚えと書いたのはそう言う理由だ。悪魔の証明と書けば納得すると思っているんだろう。 養老さん擁護派には行き過ぎた健康志向への危惧という意見も根強い。僕のように原理主義・ファシストと呼ばれるような人間は実現不可能な過激な主張を並べ立てている。確かに擁護派の意見も分かるのだが、僕はタバコには単なる健康志向のを超えた問題があると思っている。例えば受動喫煙の問題。本人の能動喫煙の問題は上に示したように言わずもがなだが、受動喫煙も大きな問題だと思う。健康を害する可能性があることはもちろん迷惑問題としても。何より煙を吸わされる側に吸わない自由が無いのはちょっと納得いかない(息を止めれば吸わずにすむけど…)。 これは単なるマナーの問題かもしれないけど、僕にはマナーでは解決不能だと思っている。というのもニコチンと言うのは依存を引き起こす物質だからだ。マナーのような強制力の弱いもので解決するのは限界がある。それなのに養老さんにあの様な発言をされてしまってはマナーを守ろうと言う人が減る可能性もある。僕としては養老さん自身がマナーを守りたくないのかと勘ぐってしまうくらいだ。 ちょっと話が飛んでしまうが、税金を納めているんだから自由にさせてくれと言う話も出ている。僕のページでは散々既出だろうが改めて言うと、タバコによる社会的損害と言うページを見ていただくと、タバコによる医療費の増大などでむしろ収支はマイナス。逆にもっとお金を払ってもらわないと割に合わない。が、こういう金額は計算の仕方が怪しいと言う話もあるし、どこまでを損失と捉えるのかなどを考えると全面的に信頼できるものではない可能性もある。が、それでも、税金を払っているのだからと胸を張るのはちょっと問題があるように思う。 他にも色々と書こうかと思ったが長くなって疲れてきたのでひとまず今回はここまで。それから文章中で紹介した以外にも色々と情報があるみたいなので一覧で挙げてみる。 受動喫煙防止条約 喫煙が肺に与えた影響 日本禁煙学会からの緊急声明 ~たばこと健康に関する情報ページ~ WHO世界禁煙デー2007 タバコ煙の有害物質 タバコによる社会的損害 タバコ流行の抑制 たばこ対策と経済
by sugar_hurler
| 2007-09-23 13:07
| 日記
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